2022年5月14日放送の『世界一受けたい授業』で紹介された、正しいカビ対策を紹介します!
今回の「世界一受けたい授業」では、カビが生えやすい家・ 生えにくいくい家の違いが紹介されました。
教えてくれたのは、千葉大学の矢口貴志哉先生。
お風呂、キッチン、洋服等、それぞれにあった効果的なカビ対策があります。
今回の記事では、梅雨前にやっておきたい、正しいカビ対策についてまとめています。
カビの三大要素
カビの三大要素は、「栄養素」、「湿度」、「気温」
1.食べカスなどの栄養素
2.じめじめとした高い湿度
3.気温
カビが好む温度は20℃~30℃、湿度は60%以上。
なので、梅雨時期は要注意なんです!!
カビが生えやすい家生えにくい家(8つの違い)
1.スポンジを洗わない家はカビが生えやすい
食器を洗い終えたスポンジを洗わない家は、カビが生えやすいです!
食器を洗い終わった後のスポンジは、カビが生えやすい危険スポットです。
カビの栄養素である食べカスが沢山ついているので、食べカスをエサに、カビがどんどん増えていきます。
いくら除菌ができる食器用洗剤を使っても、食べカスが付いていたら×
食器を洗い終わった後のスポンジは、泡がなくなるまでもみ洗いが必要です。
2.お酢で掃除をしている家はカビが生えにくい
お酢には、カビを殺菌する効果が!
その為、カビのある場所を、お酢を含ませた布で拭くとカビの除去ができます。
お酢は薄めても効果があり、水1に対して酢1/2を加えて酢水を作っておくと便利。
カビ対策にアルコールも有効ですが、直接カビにスプレーするのは×。
スプレーの勢いで、カビの胞子が舞い上がってしいます。
3.水筒に緑茶を入れている家の水筒はカビが生えにくい
緑茶に水筒カビを抑制する成分があることが分かったそうです。
番組内で、緑茶と麦茶それぞれに少量のカビを入れて、5日間放置する実験を行いました。
その結果、麦茶にはカビが発見され、緑茶にはほとんどカビが見られませんでした。
もし、水筒にカビが生えてしまったら、水筒にお湯と酢を9:1の割合で入れて、一晩放置すると、除菌することができます。
4.冷蔵庫にわさび&生のバジルがある家はカビが生えにくい
カビは、冷蔵庫でも発生します。
冷蔵庫内は、カビが好む栄養素が豊富!
そこで、活躍するのがわさび・生バジルです。
わさびは、お皿に少量出して入れておくだけで抗菌効果があると言われています。
同様に、生のバジルにも抗菌効果のある成分が含まれており、カビ予防の効果が期待できます。
冷蔵庫の冷風口の近くにバジルを置くことで、冷蔵庫全体にバジルの香りがいきわたって効果的です。
カビは氷点下でも死滅はしない為、製氷機も注意が必要です。
酢水などでしっかりお掃除しましょう!
5.浴室に毎日お湯をかける家はカビが生えにくい
根が張る前のカビは、50℃のお湯を5秒かけるだけで除菌できます。
根が張ってしまったカビも、50℃のお湯に約90秒浸すと除菌できます。
カビは、胞子から成長するのに数日かかると言われています。
出来れば毎日、50℃のお湯を5秒程度かけるとカビの予防になります。
6.浴室の天井を掃除しない家はカビが生えやすい
風呂の天井を掃除しない家はカビが生えやすいです。
床のカビよりも、天井のカビの方が増殖しやすいそうです。
浴室の天井を掃除しない限り、天井からカビの胞子が降ってきてしまいます。
そこで、おすすめなのが掃除用ワイパーを消毒用のアルコールで湿らせて拭くこと。
また、煙タイプの防カビ剤は2か月に1回くらいがおすすめ。
手の届かない場所のカビも除去してくれるます。
7.観葉植物がある家はカビが生えやすい
主なカビの発生源は土とされているため、、観葉植物の土の中にもカビはいます。
土の中で育ったカビは、胞子を空気中に飛ばすので、室内のカビが増えてしまいます。
観葉植物を部屋に置きたい場合は、土の中の胞子が飛び散らない様に、ウッドチップを入れるのがおすすめです。
8.カビが生えた服を洗濯機に入れる家はカビが生えやすい
カビが生えた洋服を洗濯機に入れる家はカビが生えやすいです。
カビは洗濯しても死にませんし、他の洋服や洗濯機にもうつってしまいます。
洋服についたカビは、スチームアイロンをかけると5秒~10秒で死滅します。
スチームアイロンをかけた後は、しっかり手洗いをしてください。
また、洗濯機は使っていない時にもカビが繁殖することがあります。
なので、洗濯機のフタを開けておくのがおすすめです。
カビ掃除の注意点
カビ掃除で使ってはいけないのが掃除機です!
フワフワしたカビを見つけた時など、掃除機で吸ってしまいがちですが、やってはいけません!!
掃除機で吸うと、カビをまき散らすことになってしまいます。
番組内で実験でも、掃除機の排気口から部屋の隅々までカビが飛び散る様子が放送されていました。
掃除機でカビを吸うことは、絶対にやってはいけません。
少し手間でも、拭き取り掃除が基本です。
まとめ
今回の記事では、2022年5月14日放送の『世界一受けたい授業』で紹介された、正しいカビ対策をまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。